フルモン構築とともに遊戯王生活

フルモン構築をメインに遊戯王について気ままに書いていきます。

フルモンスター構築とは?メリット、デメリットは?

こんにちは、虹色のツボです。

 

このブログのタイトルでもあるフルモンスター構築というものがどのようなものか考えていこうと思います。

 

このブログではフルモンスター構築メインだからと言ってフルモンスターデッキしか作らない、記事にしないというわけではなく、フルモンスター構築から様々なデッキへの派生、デッキ構築方法について考えていこうと思っています。

 

フルモンスター構築自体に興味がない人でも少しでも参考になれるものがあれば嬉しいのでぜひ見ていってください。

 

 

 

 フルモンスター構築とは?

フルモンスターデッキにおけるメリット、デメリットは?

 

 

  • フルモンスター構築とは?

フルモンスター構築とは、名前の通り遊戯王においてメインデッキの中に入っているカードが全てモンスターで構築されたデッキで、古くから存在する由緒正しい構築方法の一つです。

 

昔から存在していた構築ではありますが、初期のころはモンスターのみで構築するメリットがほぼ存在せず、縛りという面が大きかったようです。

 

しかし、前回の記事で挙げた《星見獣ガリス》の存在の登場により、明確にフルモンスターデッキに明確なメリットをもたらすようになりました。

【デッキ紹介】レベル3フルモンスターデッキ - フルモン構築とともに遊戯王生活

 

時代が進むごとに相性がいいモンスターが増え、またモンスター効果自体が強力になったこともあり現在では特に苦になることもなく構築する事が出来ます。

 

  • フルモンスターデッキにおけるメリット、デメリットは?

強力な魔法、罠カードを捨ててまで行うフルモンスター構築には当然メリット、デメリットが存在します。

 

メリット

  1. 相手の使用する魔法、罠除去カード(《サイクロン》《ハーピィの羽根箒》等)を腐らせる事が出来る
  2. 魔法、罠カードメタ(《魔法族の里》《王宮のお触れ》等)を腐らせる事が出来る
  3. モンスターをコストにするカードを確実に使用する事が出来る
  4. モンスターカードへの知識を高める事が出来る。
  5. テーマによって一部高価な魔法罠の採用を見送ることによりデッキ全体の値段を抑えられる場合がある。

 

細かく考えると実際はもっと様々なメリットがあるのですがそれらに関してはその都度話していきたいと思います。

 

1は当然自分のカードは全てモンスターカードのみのため相手が引いた魔法、罠除去カードは全て無意味なカードになってしまい、実質的に相手の事故率を構築上から上げることに繋がります。

 

ただしこちらのデッキがフルモンスターとばれた時点で手札コストに使用されたり、ブラフとしてセットされる場合があります。《星見獣ガリス》を使用した後など明確にフルモンスターだとばれたであろう後にセットされるカードに関しては十分注意することが必要だと考えましょう。

 

注意する点がいくつかあり、

  1. モンスターを装備魔法として装備する事が出来る《ユニオン・キャリアー》等を使用する
  2. 《超重荒神スサノ-O》などで相手の魔法、罠を使用する
  3. ペンデュラムモンスターを使用する

などがあります。

 

モンスターを装備カード扱いにすればその時点で腐っていた魔法罠で狙われる可能性が非常に高くになります。

 

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《超重荒神スサノ-O》はフルモンスター構築でメジャーなテーマである【超重武者】デッキで使用する場合は必然的に注意する必要があるでしょう。

 

ペンデュラムモンスターはモンスターでありながら魔法カードとして使用できるため、これらを多めに入れたフルモンスターであれば魔法罠除去を腐らせる事が出来ず、メリットとは扱えなくなります。

 

 

2は1のメリットとほぼ同様で、例えば相手の先行により魔法罠へのメタカードを使用されたとしても、それらが全て無駄になってしまうということです。注意点も1とほぼ同じです。

 

 

3は確実にモンスターをドローできる、モンスターを引き当てることを利用し、先述した《星見獣ガリス》や《切り盛り隊長》の効果を確実に使用できる、《捕食植物オフリス・スコーピオ》で確実にモンスターを捨てる事が出来る、等があげられます。

 

また《カードガンナー》等のランダムにデッキトップを墓地に送るカードでも確実にモンスターを捨てる事が出来るため墓地のモンスターカードを参照する《カオス・ネクロマンサー》の打点を確実に上げられる、等のメリットを受ける事が出来ます。

 

モンスター以外にも種族などを縛り、例えば機械族のみの構築にすれば《マシンナーズ・フォートレス》のコストを作りやすくなる、水属性のみにすれば《フィッシュボーグープランター》を確実に蘇生する事が出来るようになります。

 

 

4はモンスターのみを調べるようになるという関係上、それらのデッキと相性のいい種族、属性のモンスターを調べるようになれば必然的にカードへの知識を高める事が出来るようになります。

 

知識を増やすなら魔法、罠の知識も増やす必要があるのでは?と思うかもしれません、実際その通りではありますが、ある程度条件を付けて調べる範囲を狭めればそれだけよく効果を読みやすく、覚えやすくなるため知識として残りやすくなるのです。

 

前回の記事のようにレベル3のメリットを考えたとき、その中で相性のいいレベル3モンスターを調べる、という行動を起こせばそれだけでレベル3モンスターへの知識が溜まる、またその中で面白いモンスターを発見すれば新たなデッキを考えていけるようになると思います。

 

 

5は私自身の学生時代の経験なのですが、値段の高いカードが存在するテーマデッキを作る際に本来は必須と言われるカードだったとしても、どうにか0~1枚でやりくり出来ないかと色んな知恵を振り絞ってデッキを組んでいた記憶があります。

 

一部高価な魔法罠を使用するテーマを作りたい、しかしそれを作るお金がない。

そんな時にフルモンスター構築であれば他にない個性を生みつつ低価格の中でデッキを組むことが出来るかもしれません。

 

ネットのデッキレシピにはその人自身の周りの環境、好みなど様々な事情が入っている場合があり、デッキレシピを見ただけでそれらすべてを読み取るということはできません。フルモンスター構築ではなくともそれらに左右されず自身の環境に合わせたデッキ構築が出来るようになるとまた違った構築が見えるようになると思います。

 

 

話が少しそれましたが、次はデメリットです。

  1. モンスターに関係するメタに滅法弱い
  2. 強力な効果を持つ魔法罠をデッキに入れられなくなる

 

今回取り上げるのはこの2つです。

 

1は主に召喚、特殊召喚、モンスター効果などのメタに対する対応が非常に難しいことが挙げられます。

 

モンスターしか入っていないということは当然それらを除去するカードもモンスターでしか除去できないため、非常につらい戦いを強いられる場合があります。

 

《スキルドレイン》《虚無空間》などのモンスター効果、特殊召喚封じのカードや《マクロコスモス》等の墓地に送られるカードを除外する効果もデッキによっては厳しいでしょう。

 

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特に《魔鍾洞》への対策方法がほぼ存在せず、発動された時点で自力での突破が非常に難しいものとなります。発動された場合は相手のプレイングを願いながらモンスターをセットし、相手がモンスターを増やした時点でアドバンス召喚やリンク召喚などで相手フィールドとのバランスをとるなどの行動程度しかできなくなります。

 

これらを対策できるモンスターとしては《エキセントリックデーモン》が存在します。

 

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ペンデュラムモンスターのためモンスター効果メタを受けず、更に召喚も行わないため確実に先述した魔法罠の除去を行う事が出来ます。

 

逆に言えば安定して除去できる手段がこのモンスターくらいしか存在していないため、どうしても厳しい場合はサイドデッキを使用しフルモンスター構築をやめる、という選択を取ることも大事だと思います。

 

 

2は主に場をリセットする事が出来る効果を持つ《ブラック・ホール》《ハーピィの羽根箒》《サンダーボルト》などの強力な除去カードや《死者蘇生》等の優秀な蘇生カード、《貪欲な壺》《強欲で貪欲な壺》《トレード・イン》等の優秀なドローカードなどが一切使用できなくなるという意味を持ちます。

 

引いたおかげで戦況をひっくり返す事が出来た、ドローしたおかげで何とかなった、という状況が起きづらくなってしまうのがデメリットとも言えるでしょう・

 

それらを差し引いても安定度が非常に良いフルモンスターですが、そのような状況が頻繁に起きる場合はそもそもフルモンスター構築があっていない場合があるため、改めて構築を見直していく必要があるでしょう。

 

 

 

 

いかがでしょうか?

 

まだまだ書き足りないところではありますが、一つの記事が長くなればなるほど読むのが億劫になってしまうと感じるため、とりあえずここまでとし、また別の記事に記載していきたいと考えています。

 

ここまで読んでくださった方はありがとうございます!

興味を持ってくださった方はぜひ自分なりのデッキ構築を行っていけるよう私自身もこれからいろいろなことを学びながら伝えていきたいと考えています。

 

それでは次の記事でお会いしましょう。